Rails では、一般的な作業は比較的簡単に行えますが、扱う対象の複雑さはある程度増します。Rails では、コーディング規約、メタプログラミング、命名パターンを用いても明らかでない関係や依存関係も扱います。依存関係ビューは、クラス間の関係や論理関係を絶えず動的に表示することで、このような複雑さの軽減に役立ちます。
Rails エクスプローラーでソース・コードやノードをナビゲートする際には、依存関係ビューを用いて、関心の的を追跡したり依存関係(クラス、メソッド、コントローラー、アクション、ビュー、属性)を表示することができます。依存関係ビューには、選択したクラスやメソッドの参照先と参照元が表示されます。
依存関係ビューのデモについては、『ビデオ:3rdRail - 依存性ビュー』をご覧ください。
依存関係ビューは、ソフトウェアのナビゲーションとイントロスペクションに非常に役立つツールです。関係は型推論と意味解析により決定されます。依存関係は、編集時およびナビゲーション時にリアルタイムに更新されます。コントローラー、アクション、ビュー、モデル、ヘルパー、ルート、マイグレーション、スキーマ、およびテストの間の関係は、コーディング規約とメソッド呼び出しの解析により決定されます。
以下の画面は依存関係ビューの例です。
この例では、モデル・クラス LinItem が
に開かれています。ここでは、以下の依存先が表示されています。また、以下の依存元が表示されています。
注意: |
この "depot"(商品管理)アプリケーションは、『Agile Web Development with Rails(邦訳: Rails によるアジャイル Web アプリケーション開発)』(「The Pragmatic Programmers」シリーズ)の著者である Dave Thomas 氏のご好意によりデモに使用させていただいているものです。 |
ユースケース | 操作 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
依存関係ビューを開く |
次のようにして、ワークベンチから依存関係ビュー
|
||||||||||||||||||
エディターで選択されているアクティブな要素を変更する |
選択されているアクティブな要素は、プロジェクトのナビゲーション時に動的に変わります。 目的とする要素にカーソルを合わせると、依存関係ビューにその特定の要素に関する情報が表示されます。 |
||||||||||||||||||
ビューで選択されているアクティブな要素を変更する |
で要素を選択すると、 ビューにその要素の依存関係が表示されます。 |
||||||||||||||||||
依存関係ビューからプロジェクトをナビゲートする |
ビューで要素をダブルクリックすると、その要素が開かれます。 |
||||||||||||||||||
ビューの表示設定を変更する |
|